トランキーロな日常

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球界が待望!「打てる捕手」が完成されるまでにかかる時間

   

捕手 人材難の時代

―打てる捕手―
この響きを聞いただけでも
ワクワクする野球ファンの方も多いのではないでしょうか?
古くは657本塁打を記録したID野球野村克也氏に始まり、
かつては、古田敦也選手、城島健司選手、里崎智也選手、
そして今も現役の阿部慎之助選手と、
各球団のレギュラーには打てる捕手がずらりと並んでいました。

しかし、近年のプロ野球を見ると事情が
ガラリと変わっていることに気付きます。
2015年シーズンに規定打席に到達した捕手は、
炭谷銀仁朗選手・中村悠平選手の2人だけ。

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しかも、打撃成績は炭谷選手が打率211.ホームラン4本、
中村選手が打率231.ホームラン2本と、
日本トップクラスのレギュラー捕手としてはとても寂しい数字です。
※ぶっちぎりで優勝したソフトバンクでさえ、
高谷選手、細川選手、鶴岡選手の捕手3人体制を敷いています。

10年程前に比べてボールが飛ばなくなった影響は大いにありますが、
それにしても捕手がもっぱら「守備の人」になってしまい、
下位打線のウイークポイントを作ってしまっているのが気になります。

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期待の若手に立ちはだかるプロの壁

「優勝チームに名捕手あり」という言葉もある通り、
キャッチャーは守りの要であり、
かつ、強いチームには打撃成績もしっかり残せる捕手がいるものです。

今、球界では日本ハム 近藤健介選手、西武 森友哉選手の2人が
「打てる捕手候補」として注目を浴びています。
2人とも高卒4年目・2年目にして1軍でクリーンナップを任された実績もあります。

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この2人の打撃センスは誰もが認めるところですが、
出場したポジションは近藤選手がサード、森選手が主にDHと外野と
「捕手で」レギュラー定着とはなっていません。
近藤選手はスローイングとリードの組み立てが課題とされ、
森選手は基本的なキャッチングに苦戦しています。

数人の投手の球を受けていれば良かった高校時代とは違い、
多種多様なプロ投手のボールを捕れるようになるだけでも大変です。
しかも、その上にスローイングや複雑なサイン、相手打者との駆け引き
を求められるのですから、捕手がやらなければいけないことは膨大です。

そのため打力を生かすために守備負担の重い捕手からコンバートされる例もあり、
昨季中日で引退した和田一浩・小笠原道大の両選手は、
捕手からコンバートされて開花した選手でした。

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それだけプロの壁は厚く、「打てる捕手」への道のりは険しいのです。

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かつての「打てる捕手」はどのように育った?

では、かつて各球団にいた「打てる捕手」達はどのように育ったのか?
幾つかの例を見ながら検証しようと思います。
私見ではありますが、打てる捕手が「完成された」とする定義を、
「規定打席に到達かつ、初優勝時のプロ経験年数」とし、
それまでにどれだけ時間がかかったのか?検証してみます。

規定打席到達は、チームのレギュラー捕手として試合に出続けた証であり、
かつ優勝を成し遂げていれば「打てる捕手」が
チームの要として機能していたと言えます。

・阿部慎之助捕手

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2012年シーズンMVP、2013年WBCでは侍ジャパンの4番も務めた、
日本プロ野球を代表する捕手です。
昨年は一塁へのコンバートもありましたが、今季から本格的に捕手へ復帰します。

阿部選手の規定打席到達+初優勝時のプロ年数までの成績は以下の通りです。

プロ2年目(24歳)
2002年 :打率.298 HR18 打点73(優勝+2度目の規定打席)

村田選手ら捕手世代交代のチーム事情もあったとはいえ、さすがの打棒ですね。
ただ、バットこれだけの成績を残しても入団4~5年目までは守備に難があり、
ファンからもよくバッシングを受けていたそうです。

・城島健司捕手

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私の中で「打てる捕手」といえばこの選手!
豪快なスイングに鉄砲肩で1990年代後半~2000年代前半のホークスを支えました。

プロ5年目(23歳)
1999年 :打率.306 HR17 打点77(優勝+2度目の規定打席到達)

入団当時弱小チームだったホークスも、
王貞治監督が城島選手を1年目から我慢して起用し続け
※(4年目までに261試合に出場)、
工藤公康投手らベテランのサポートもありリーグ屈指の捕手へ成長しました。

・古田敦也捕手

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野村ID野球の申し子と言われ、
黄金期のヤクルトスワローズの正捕手として活躍しました。
入団時はボールを前に飛ばすのも苦労していましたが、
2年目に主打者を獲得するほど急成長し、
2005年には通算2000本安打を記録しました。

プロ3年目(27歳)
1992年 :打率.316 HR30 打点86(優勝+2度目の規定打席到達)

具体例として挙げたのは以上3選手だけではありますが、
3選手とも20代中盤~後半でレギュラーに定着し、優勝しています。
また、規定打席に初めて到達した翌年にそろって優勝しているのも興味深いポイントです。

結論、やはり「打てる捕手」を育てるには、
有望な選手を4~5年スパンで起用し続けることだと思います。

3選手とも、負担の重い捕手としての出場が増えるほど
打撃成績も上がっていましたので、1軍の舞台で経験を積み、
ある経験点を突破したところから打撃も伸びて
「打てる捕手」が誕生するのかもしれません。

     
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